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【同じものを見ても違う判断をするのが当たり前。それが「あなた」と「

仏教の開祖であるお釈迦様は、実は哲学者です。彼は、彼の全てをお経の中に残して亡くなりました。

お釈迦様はそのお経の中に、幸せに生きるための方程式を残しています。
「仏教を深く学ぶと、○○を持てるようになる」というものです。

さて、○○に当てはまる言葉は何だと思われますか?
皆さん、「希望」とか「愛」とか答えてくださいますが、どちらもいい言葉ですよね。

でも、ここに当てはまる言葉は「疑い」です。

「仏教を深く学ぶと、疑いを持てるようになる」が、実は正解です。
人は誰しも「自分が正しい」と思って生きています。

だから人と意見がぶつかると、「相手が間違っている」と思うんです。
でも仏教を深く学ぶと、人と意見が異なったときに、「私のほうが間違っているのかも?」と自分を疑うことができるのです。

こう考えることで争いが少しずつなくなっていくのです。

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「自分から○○を引いて●●を足すと、幸せになれる」という方程式もあります。

私たちは幸せを探して生きています。
20歳だったら20年間、50歳だったら50年間、ずっと幸せを探しながら生きてきたわけです。

でも、幸せの意味も分からない子どもたちのほうが何だか幸せそうに生きているように見えませんか?
そして逆に、大人のほうが幸せから遠ざかっている気がしませんか?

それは大人がこの方程式に反しているからです。
この方程式の正解は、「自分から『怒り』を引いて『感謝』を足すと幸せになれる」です。

つまり私たち大人は、怒りを手放せないから、幸せから遠ざかっているのです。

ではなぜ、怒りを手放せないのでしょう? 誰もが自分なりの真実を持って生きているからです。
その「真実」に反することが起こったとき、それが怒りとなるのです。

怒りを減らすのは至難の技です。我慢しようとすると、ストレスが溜まってしまいます。

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ですから、次の考え方を身につけていただければと思います。

たとえば、太平洋にいる人に「今どこ?」と聞くと、「海にいます」と答えるでしょう。
でも、そこに住んでいる魚に聞くと、「ここは僕の家です」と答えるでしょう。

魚を食べるために飛んできた海鳥たちは、「ここは食堂です」と答えるでしょう。
天から地上を見下ろす天人であれば「この青い大きな水のかたまりは、何と美しい瑠璃の宝石か」と答えるかもしれません。

人は「海」と言い、魚は「家」、海鳥は「食堂」、天人は「美しい瑠璃の宝石」と言う。
では、どれがいったい正しいのでしょう?

これ、全て正しいですよね。みんなが違う意見なのに、全部100パーセント正しいのです。
なぜこういうことが起こるのかというと、それは生きてきた環境や受けてきた教育が違うからです。

それが「あなた」と「私」ということなんですよね。
違う教育を受け、違う環境で育ち、違う言葉に包まれて育っている。だから同じものを見ても、違う判断をするのです。

でも私たちは「私が正しい」「これはどう考えても海だ」と相手を否定し、怒りが生まれるのです。
この教えを「一水四見(いっすいしけん)」と言います。「一つの水でも四つの見方があるんですよ」という教えです。

(NPO法人「奈良情熱学校」主催の講演会より~塩崎計吉特派員取材)
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